保護する時の注意点†
法律により保護のためでも捕獲の前に都道府県の許可が必要です。
保護が必要な野鳥を見つけた、緊急時でやむを得ず保護をした場合も、お住まいの都道府県の窓口まで速やかに連絡しましょう。→
野鳥保護時の連絡先へ
本当に保護が必要か?†
保護が必要かどうかの見極めは非常に難しいです。
野鳥のためと思って行動したことが反対の結果になってしまうことも少なくありません。
保護する前に下記のコーナーを必ずお読みください↓
レスキュー&育て方
それでも迷われた場合は野鳥駆け込み掲示板まで(出来れば写真を添付して)ご相談ください。
大型の野鳥を保護する場合†
駆け込み掲示板にて「カワウ」(水鳥)の保護の際にパピルス@大阪さんがくださったアドバイスです。
- <人間の安全確保>
ある程度大きさのある鳥のようなので、捕まえようとした時に、残っている力をふりしぼって暴れる恐れがあります。
特に嘴が尖っているタイプの鳥の場合、目を狙って突いてくる恐れがありますので、ご注意ください。
ゴーグルやバイクに乗るときのフルフェイスのメットがあれば着用された方が安全です。
- <用意するもの>
(1)鳥の胴体がすっぽり入る大きさのダンボール
高さはできれば自然に立った時の鳥の高さがある方がよいです。
必ず空気穴を多めに何箇所か前もって開けておいてください(鳥の目の高さを避けて上の方)。
底には新聞紙を厚めに敷いてください。
(2)軍手
(3)大きな古バスタオル
(4)ダンボールの蓋を軽く止めるテープ
※ペットキャリーを使用する場合は、水分を吸い込むベットシーツや古タオルなどを敷いてください。
- <捕獲するとき>
二人で捕獲する場合、一人が前から注意を引き付けている間に、もう一人がバスタオルを頭から一瞬でかけて。
タオルで胴体を包むようにして、両翼をたたんだ状態で両手で翼の肩を押さえるように持ってください。
翼が折れてだらんとなっている場合は大変だと思いますが、なるべくたたんで身体にそわせるようにして包んだタオルごとダンボールにお入れください。
ダンボールに入れたら蓋を半分閉めてから、タオルを脇によけてクッションにしつつすばやく蓋を閉めてください。
お一人で捕獲する場合、鳥が動く元気があると、後ろから近づくと前に逃げてしまいます。
- <搬送時>
車で搬送する時、ダンボール箱が倒れたり踊ったりしないようよろしくお願いします。
エアコン(冷房)は人間は快適でも鳥は寒がると思います。
電車で運ぶ場合も同じですがエアコンの調整ができないのでダンボールの「外から」底裏に貼るカイロを貼って保温する方法があります。
野鳥も人間もお互い負傷してしまう恐れがありますので、保護はできるだけ専門機関にお願いしましょう。
猛禽類の場合はクチバシだけでなく、脚の力もかなり強いです。
鋭い爪がくい込むとなかなかはずれないそうです。
必ず鳥獣保護担当窓口等で指示を仰いでから行動するようお願いします。
参考になるサイト†
- 野毛山動物園ブログ
コメント†