この掲示板に相談をすると、一般ボランティアのアドバイザーが左メニューの各コンテンツに誘導し、そこを読んでいただくことになります。ですから、掲示板に書き込んでただ返信を待つのは時間の無駄です。保護された野鳥たちのためには迅速な救急処置と一刻も早く情報を得ることが大事ですから、書き込む前に以下の二つの項目を必ずお読みください
また、悩んで相談をされる方にはきびしいコメントもあるでしょうが、保護野鳥への対応は一刻を争うことばかりです。言葉の表情ではなく、コメントの中身を受け止めてください。言葉の感じ方は人それぞれですが、相談者もアドバイザーも目的はひとつ・・・協力してちいさな命を生かすことです。
鳥獣保護法により許可無く野鳥を捕獲・飼養することはできません。 怪我したり弱った野鳥を見つけたら都道府県に連絡してください。
■みんなで使う掲示板ですから、以下のルールを守りましょう!
■資料室→
すずめっ子クラブWikiへ
返信があるまでの間、 掲示板の(ワード検索・過去ログ・旧過去ログ)や、 すずめっ子クラブWiki を使って、 今できることを探してみてください。
■掲示板の管理者へ連絡する必要がある場合→
メールフォームへ
■保護した時の詳しい状況は?
場所はアメリカのテキサス州エルパソ。 住んでいるアパートに借りている駐車スペースの屋根にあった巣を誰かが払い落としたらしい。その日(7月21日)の夕方、外出先から帰ってきて車を入れると、アパートに植えられているススキに似た植物の茂みの陰からこちらに向かって突進してきた ■親鳥は近くにいたか?(巣が近くにあったか?) 砂漠気候ながら現地は今雨期で雨が多い。保護当時も今にも嵐が来そうな天候で親鳥の気配はなかった ■応急処置はどのようにしているか?(保温、補液など) 保温には電子レンジで温めて体に当てて使うタイプの保温枕を使用。匂いがついているので、保護した当初は箱の中に入れる際、密閉できるプラスチックの袋(ジップロック)に入れて使っていた。保護して7日目現在は保温は夜間のみで、箱のすぐ脇に置いて外から温めている。 保護した当初は補液としてオートミールの重湯を、乳幼児に薬を与えるのに使う注射器で与えていた。回復するに従って、オートミールの粉末を豆乳で作ったもの→ヒナ用粉末エサ・・・・・・と変えてみた ■野鳥の種類、体長、クチバシの色、尾羽の長さは? 現地でよく見られる灰褐色のツバメ。(小型で尾羽が短い。)保護したヒナの体長は10cmくらい。クチバシの色は小豆色で、尾羽の長さは3cmくらい ■羽がはえ揃っているか?地肌が見えているか?丸裸か? 首周りから胸にかけて地肌が見えている。保護して7日目現在、産毛がたくさん抜けてますます貧相な感じに ■自分で立つことができるか?飛ぶことができるか? 止まり木に止まっている分には安定している。飛ぶことはできない ■今はどのような状態か?(元気に鳴いている、ぐったりしているなど) 保護して2〜3日はぐったりしていたが、今はよくエサを食べ元気に鳴いている。 ■どのような餌をどのように与えているか?(商品名、給餌の間隔など) ヒナ用粉末エサ(微量栄養素入り) 缶入りバッタ、ミールワーム(爬虫類・鳥類・魚のエサ用で、動物園の食餌と同じであることを謳っている) これらを朝7時から夜7、8時にかけて、10〜20分おきに与えているが、外出する時は最長で2時間くらい空いてしまう ■糞の状態は?(色、大きさ、プルプルしている、水っぽいなど) 1.5cmくらいの長さの細長いもので、茶色(ほぼ黒)と白の部分がある。つまみ上げられるほどプルプルはしていないが、いちおう形にはなっている。下痢上ではないが大量の水分と一緒に排泄されることもある。食べたものはいちおう消化されている様子 ■左メニューのどのコーナーを読んだか? ひととおり拝読しました ■保護している場所にペットが同居しているか? ペットはいないが小さな子どもが2人(4歳と1歳)いる ■相談したい問題は?(長くても気にせずくわしく書きましょう) 発育のペースがひどくゆっくりなような気がするので、獣医に診てもらうことを検討しています。それにあたって日本のツバメによくある寄生虫、病気(特に発育を遅らせるようなもの)についてあらかじめ知っておけば、先生の説明がわかりやすいかもしれないと思い、相談にのっていただけたらと思っています。 以上、できるだけ簡潔に記しましたが、もう少し詳しい内容を「参照URL」のブログで記録しています。 添付の写真は糞と一緒のもので不快に思われる方もいらっしゃると思いますが、重要な情報だと思ってあえてそういうものにしました。ご容赦ください。
ぴーぴ@テキサスさん、初めまして、あきこ@大阪と申します。
ヒナの居る巣を撤去してしまうなんてひどい事をする人がいるものですね! ヒナちゃんを助けて下さって有難うございます。 ブログの方もまだざっとですが読ませていただきました。 餌の内容ですが、粉末餌(ブルージェイの絵の方ですよね?)はOKと思います。 ブルージェイは完全に昆虫食ではないようですがかなり昆虫食の強い鳥さんだ そうで、餌もそれに合わせたものになっていると思いますので・・ ただ、ツバメのヒナを育てるにはビタミン剤が欠かせません。多分その粉末餌 にも多少はビタミンなどが配合されているとは思いますが、出来れば鳥用のサプリ (NEKTON−Sというドイツ製のものがお勧めです)も与えて下さい。 ツバメはビタミン不足の障害が出やすい鳥ですので特に注意して下さいね。 あと、缶詰のミルワームやコオロギは、あまり栄養が良くありません。それより 粉末餌やパピー用ドッグフードを主食とし、まずは体作りに努めてあげた方が 良いと思います。 もちろん、生きた虫が手に入るのでしたら与えて下さいね!ただ、殺虫剤を 浴びたり食べたりしている可能性のあるものは絶対に与えないで下さい。 小さな生き物ほど、そういう薬の影響は出やすいそうです。 私が保護していたのは日本にいる普通のツバメですが、巣立ちまでは大食いで、 15分に1度の給餌ですり餌(粉末餌)一口と、ミルワーム(生きているもので 2センチ程度)を2〜3匹食べておりました。2時間ほど給餌の間隔が開く とのことですが、朝夕にしっかり餌を与えていればそれくらいなら育つと 思いますよ! フンの状態はとても良いと思います。でもやはり元気が無さそうなのと、羽毛の 状態が気になりますね・・帰国が近いとの事、もうしばらくお手元に置かれるの でしたら、上記の餌の改善をお願い致します。 お世話する上での注意点などまとめてありますので、私のHPもご参照下さい。 http://sky.geocities.jp/swallowtail_0731/urgent/urgent_index.html/ 色々と大変ですが頑張って下さいね!
ぴーぴ@テキサスさん はじめまして。
拾われた雛がツバメなのか私には判断がつきませんので 日本へ渡って来るツバメにについて知っている事だけ書かせて頂きますね。 ツバメの雛にはダニが付いている事があります。ダニの寄生によって栄養不足で成長が遅れたり、親鳥に育児放棄されてしまう事があります。雛の体をよく観察してみて下さい。 ここ数年農薬・除草剤などの影響による為か、奇形や翼・羽根の未発達などの異常により巣立ち出来ないツバメの雛が多く観察されています。完全な昆虫食の上、渡りの途中にも有害物質が含まれた黄砂などの影響をもろに受けてしまうツバメは自然環境の悪化により近年激減しています。 お世話に関してはあきこ@大阪さんのアドバイスを御参考になさって下さい。 よい先生に巡り会えるとよいですね。 お世話頑張って下さい。
あきこさん、ゆりさん、ありがとうございます。
うちで保護したツバメにはもう一羽兄弟がいて、巣が壊された時、自力で飛んで電柱の上まで逃げたようです。(しばらく親鳥に面倒を見てもらっていましたが、やはり巣から出たのが早すぎたのか助からなかったようです。) うちのには全然飛ぶ気配がなく、エサは頻繁にねだるものの鳴く以外にはあまり活発に動きません。運動能力の発達が遅いようです。 同じ時期に生まれたヒナにしては−たとえ卵がかえる時期に多少の違いがあったとしても−、もう1羽とはずいぶん違いがあるなあと保護した当初から感じてはいました。 ひょっとしたら、何か異常があるのかもしれません。 アメリカでは−地域というか自治体によって違いはありますが−「ペストコントロール」というのが義務付けられていることが多いようです。 庭の手入れを怠っていた知人が市の関係機関から通告をもらったという話を聞きますが、「ペストコントロール」といえば、多くの場合、ゴキブリや蚊を殺すために薬を撒くことを指します。薬は家の周囲にぐるりと撒き、中では出やすいところに重点的に撒くのが普通で、業者(民間)の人によれば、「生後六ヵ月未満の赤ちゃんがいる家はダメ」とのことでした。 住んでいるアパートでは、3ヵ月に1回ペストコントロールの薬を撒くことになっています。家の中に撒く分は住人が断れば断ることもできます。(うちは小さな子どもがいるので断っています。)その他、管理上、除草剤も頻繁に使用しているようです。 私たちはいずれ近いうち日本に帰国しなければならない立場なので、飛べない場合、野鳥を連れて帰って飼い続けるということはおそらく法律的に不可能だと思います。 できるだけ早いうちに獣医に連れて行ってチェックを受け、適切な処置(野生動物のボランティアか関係機関に引き渡す)をするようにしたいと思います。
今朝、獣医に行ったら、「うちでは診ないけど、こういうのがある」とWILDLIFE RESUCUEの連絡先を教えてもらいました。
早速、連絡を取ると「今から人を送ってピックアップに行く」という話で、先ほど引き取っていただきました。 ピックアップに来た人に見てもらったところツバメではなくタイランチョウとのこと。今調べてみたらスズメの仲間だそうです。でも、主に昆虫を食べるとか、空中を飛びながら虫を取るとか、旋回が上手とかいうあたりは、どちらかというとツバメっぽいですね。 整った体制で飼育(検査からリリースまで)をしている団体のようなので、安心して任せることができました。 今後どうなったか知ることができたらいいのですが。「うちに来たらどれがどれだかわかんなくなっちゃうからねー」と言いつつ担当の方は名前と連絡先を書いてくれました。 いろいろとどうもありがとうございました。 今晩はゆっくり眠れそうです。
ぴーぴ@テキサスさん、はじめまして。
良い保護団体が見つかって良かったですね。 タイランチョウさんのお世話お疲れ様でした<(_ _)> 元気に空を飛べる日が早く来ますように! そして海外の貴重な情報有り難うございます。 > WILDLIFE RESUCUE 検索してみたらHPがみつかりました。 ↓で間違いないでしょうか? http://www.wildlife-rescue.org/ 毎年、海外からの相談が何件かありますので 次にテキサスからの相談があった時に紹介したいと思います。
南斗遊星さん、
私が連絡したのは、 Chihuahuan Desert Wildlife Rescue (チワワ砂漠の野生動植物保護団体) というところでした。 http://www.whc.net/cdwr/ 獣医でもらった資料では、Chihuahuan Desert Wildlife Rescueの連絡先は チワワ砂漠のテキサス州側(エルパソ地域など) 電話番号:(915)772-6011 住所:7425 Dale Road, El Paso,TX 79915 (代表者はDebbie Lofton) チワワ砂漠のニューメキシコ州側 電話番号:(505)882-2910 住所:(詳しくは書いてありませんがAwthonyという街にあるそうです) (代表者はHelen Beglow) となっています。 保護が必要な動物を発見した場合の、発見者の対応としては、 1.その地元で活動している野生動植物保護団体を知っていれば、発見した動物には手を触れずにそこに連絡 2.そういった団体に心当たりがなければ、獣医に持ち込む。(獣医が持ち込んだ動物を診られない場合でも、たいていの場合は連絡先を知っているから) となると思います。(アニマルシェルターだと、ペットとして飼われていた動物が対象になるので扱ってもらえないと思いますが、彼らも野生の動物が持ち込まれた場合には、連絡先くらいは知っていると思います。) というのが基本ラインになりそうです。 でも、こういう活動に関わっている人たちはボランティアが多いせいか、野生動植物のことに関しては(たとえそれがごくごくありきたりな種類でも)、そしてたとえこちらの英語が多少まずくても、丁寧に対応してくれる人が多いようです。 だから、たとえ自分たちが対象としている地域の話でなくても、適切な連絡先を教えてくれると思います。(あと、一般的な質問でもきっと親切に回答してもらえるでしょう。)
上の基本ラインは自分の経験に基づいてごく簡単にまとめたものですが、読み直してみるとちょっと不用意な感じもします。地元で活動している野生動植物の保護団体の連絡先がすぐにはわからないくも、調べたり問い合わせたりしてまず連絡先をおさえるというのが重要で、2はよほどのことでない限りしない、と考えた方がよさそうです。
「保護が必要な(あるいはそのように見える)動物をみつけたら?」ということに関して、Chihuahuan Desert Wildlife Rescueのサイトにもう少しきちんとしたものがまとまっていますので、そちらの方が参考になると思います。 以上、補足でした。
ぴーぴ@テキサスさん、詳しい情報有り難うございます。
> こういう活動に関わっている人たちはボランティアが多いせいか、野生動植物のことに関しては(たとえそれがごくごくありきたりな種類でも)、そしてたとえこちらの英語が多少まずくても、丁寧に対応してくれる人が多いようです。 日本でもこういう団体ができるといいなぁ〜と うらやましいです^^; |